皮膚や髪のために汚れを落としましょう

毎日暑いですね(^^;
こんな汗ばむ季節ですので、1日の終わりにはしっかり汚れを落としましょう。

今日は皮膚の汚れについて書きたいと思います。

さっそくですが、
皮膚が汚れるのは、常に汗や皮脂を分泌するためです。
また、日々行われている新陳代謝によって古くなった角質と、汗が乾いて残った塩分や尿素と、外からつく、ちり、ほこり、細菌、あるいは化粧品の残りなどがあります。
汗の塩分、ほこりやちりが混じり合い、垢(あか)になるためでもあります。

肌の汚れには身体から出る皮脂膜や剥離した角層、汗が乾いて残った塩分や尿素と、外からつく、ちり、ほこり、細菌、あるいは化粧品の残りなどがあります。
また汚れには、皮脂やメークアップ化粧品などの油になじむものと、水だけではうまく落とすことができません。

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ーー肌の汚れを落とすーーー

洗浄料

「肌は洗わない方が良いのではないか」と思う方がいらっしゃるかも知れません。
確かに洗い過ぎや、強くこすり過ぎることは良くありませんが、肌を洗い清潔に保つことは「肌の衛生」上、大切なことのひとつです。
肌の上に汚れが残っていると日光や酸素などで汚れの成分が変化して肌を刺激することもあります。


このため昔から石鹸が使われてきました。
石鹸はその構造の中に水になじむ親水基と油になじむ親油基を持っています。

石鹸による洗浄の過程を見てみましょう。
汚れがついている肌に洗浄液を接触させると石鹸は油の汚れには親油基を内側に向けて油汚れを取り囲み、親水基を外側に向けて吸着します。
次に油汚れの表面は石鹸が取り囲んだまま水の中に小さな粒となって分散し、汚れをきれいに落とすことができます。



さて、メークアップ化粧品のように油性成分の多いものを落とすにはクレンジングを使います。
クレンジングにはクリ-ムやオイルなど、いろいろな剤型の製品があります。
そのはたらきは、基本的に「油性の成分を油に溶かして落とす」もので、クレンジングをなじませてティッシュやコットンなどで拭き取ります。
また、ふき取ったままのタイプや、ふき取った後、水で洗い流すタイプもあります。
最近では汚れを溶かし出した後、すぐに水で洗い流せるタイプのクレンジングクリームなども発売されています。

このように肌の洗浄料には色々なタイプがありますので使用目的に合わせてお選びください。
肌の洗浄では、
①肌に不要な汚れを落とす、
②よくすすぎ洗浄料も落とす、
③肌のうるおいを維持する天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質は残す、ことが基本です。
また、肌を洗うときにゴシゴシ強く洗うと肌を傷めることがありますので注意しましょう。
また、洗った後の肌は乾燥しやすくなっているので、保湿などのスキンケアは早目に行いましょう。


引用https://www.jcia.org/user/public/knowledge/explain/cleanser